TGI Fridays社「Oracle NetSuite（ネットスイート）」を導入、クラウドERPでグローバル展開を加速
米国Oracleは2023年10月18日、アメリカの世界有数のファスト・カジュアル・レストラン・チェーンであるTGI Fridays社がクラウドERP「Oracle NetSuite（ネットスイート）」を採用・導入したと発表しました。
Oracle NetSuiteの特徴や詳細については、こちらも参照ください。
TGI Fridays社は、世界初のカジュアルバー＆グリルとして、50カ国以上に700以上のレストランを展開し、直営レストラン、国内外のフランチャイズ加盟店、サードパーティのデリバリー・パートナーシップ、バーチャル・レストランといった多数の店舗・事業を展開しています。
同社によりますと、「事業成長に伴い、社内業務と財務プロセスが複雑化し、管理コストがかさむようになったことを受け、プロセスを簡素化し、意思決定を改善するため、ERPシステムとして『NetSuite（ネットスイート）』を選択・導入した」とのことです。
TGI Fridays社の経理担当バイスプレジデントであるJeff Moran氏は次のように述べています。
「レストラン業界は非常に競争が激しい業界です。だからこそ、変化する顧客行動に対応するために、業務パフォーマンスに関するリアルタイムのデータが必要なのです。『NetSuite（ネットスイート）』を導入して財務プロセスを統合し、自動化を活用できるようになったことで、当社が商品を提供し、世界中に拠点を拡大していく中で役立つビジネス・インサイトを迅速に入手できるようになり、またその精度も向上しました。」
また、Oracle NetSuiteのカスタマー・サクセス担当シニア・バイスプレジデントであるDavid Rodman氏は、次のように述べています。
「Fridaysは約60年にわたり、顧客に楽しいソーシャル・ダイニング・エクスペリエンスを提供するための事業を展開してきました。Fridaysは、『NetSuite（ネットスイート）』を導入・活用して財務プロセスを簡素化および自動化することで、複雑化するビジネスモデルと多様化する収益源に対応できるようになります。」
TGI Fridays社のように、非常に多数の店舗、そして多数の収益源を持つ企業においては、グローバルで一元管理された財務プロセスが必須となります。
同社のような事業運営においては、日々の店舗売上データ、キャッシュデータの発生から集計、レポーティングまでを自動化し、それら基にした状況判断、そして次のアクションへ繋げるサイクルをいかに早く行うことができるか、が重要になると考えられます。
Jeff Moran氏のいう「レストラン業界は非常に競争が激しい」という観点も、システム導入において非常に重要なポイントです。
店舗の増減といった単純なマスタ設定に掛かる変化だけではなく、事業展開先の変化、ビジネスプロセスの変更、そしてそれらに伴うデータ修正・分析・レポーティングといったことにも追随できる必要があるでしょう。
いわゆる従来の「基幹システム」にあるような、固定化された業務・データを運営する、という形から一歩進んだシステムが求められています。
Oracle NetSuite（ネットスイート）の特徴や詳細については、こちらも参照ください。