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NetSuiteは他ERPと何が違うのか カントリーマネジャー渋谷氏が語った

Oracle社が2023年10月16~19日で開催した年次イベント「Oracle SuiteWorld 2023」の中のメディアラウンドテーブルにて、Oracle NetSuiteカントリーマネジャーである渋谷由貴氏がNetSuiteの強みを紹介しました。

Oracle NetSuiteの特徴や詳細については、こちらも参照ください。

Oracle SuiteWorld 2023にて、Oracle NetSuiteのカントリーマネジャーである渋谷由貴氏は以下のように語っています。

「クラウド活用の拡大という背景もあり、日本社会でもクラウドERPを導入する企業が増えている。企業が収益の増加と効率性の向上を実現する上で、『Oracle NetSuite』(以下、NetSuite)の活用は非常に有効だ」

NetSuiteは、Oracle社が提供するクラウドERPであり、海外へのビジネス展開や、海外拠点のガバナンス強化などにおいて、有用な選択肢の1つとなります。また同社はクラウドベンダーでもあることから、インフラストラクチャー面にも強く、成長に合わせてインフラ環境もスムーズにスケールさせることができます。今後の事業拡大、上場といった目標をもって活動する企業のシステム基盤においても、有用な選択肢となります。

一般に、ERPパッケージを導入する場合、システム導入に掛かるイニシャルコスト(要件定義、パッケージFit&Gap、環境構築、機能カスタマイズ、機能検証、等)が大きなハードルとなります。ある程度の規模感の企業であれば、それらを負担することも可能ですが、これから大きく成長していこうとするベンチャーやスタートアップ企業においては、その負担自体が難しいケースが大半となります。

NetSuiteでは、「NetSuite SuiteSuccess」(以下、SuiteSuccess)という導入方法論・サービス提供形式があり、事前設定済みの機能をパッケージ化した環境を安価に提供可能となっています。SuiteSuccess形式で導入後は、事業成長に応じて順次利用範囲を広げていく、といった利用方法をとることで、企業規模に応じてコストと機能の最適化を図った形での運用が実現できます。

昨今、ERP領域においても、AI(人工知能)を使った様々なサービスがリリースされ始めています。
イベント内にて、NetSuiteのジェームズ・キスハム氏(プロダクトバイスプレジデント)は以下のように述べています。

「NetSuiteは日本の法令や税関係に対応し、高いレベルでのローカライゼーションも実現している。まさに日本企業のためのサービスといえる」

これまで外資系ERPパッケージは、欧米での利用が中心であることから、日本ローカル対応は想定的に優先度が低いという状況にありました。
NetSuiteにおいても過去はそういった傾向があったことは否めませんが、今回のイベント内において上記のように言及されたことは非常に重要なポイントと考えます。

同氏によると、24会計年度以降に資産管理サービスの「NetSuite Bank Feeds」、デジタルインボイスの運用を担う「E-Invoicing based on PEPPOL」、SuiteApp化された手形管理機能「Enhancing Tegata」、といった機能が提供される予定とのことです。
これらによって、日本におけるNetSuite導入事例がさらに増えてくることが期待されます。

今回のイベントを通して、クラウドERPの選定においては、コスト・業務機能といった見えやすい部分だけではなく、他ERPと差異が出やすい「提供元製品ベンダーのポジション」「導入方法論」「日本ローカライゼーション対応方針」といった視点も含めての比較検討が重要であることが示唆されたのではないでしょうか。



Oracle NetSuite(ネットスイート)の特徴や詳細については、こちらも参照ください。

引用元:
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2310/18/news143.html

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